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ネットワーク統合で業務効率化とセキュリティ強化を実現
島原市手をつなぐ育成会 様:長崎県島原市
福祉現場のIT課題を解決し、利用者サービス向上を実現

島原市手をつなぐ育成会様は、知的障がい(自閉症や発達障害を含む)のある本人と保護者が主体となり、1967年に設立された。共生社会の実現を目指し、障がい者とその家族が直面する課題に取り組んでいる。現在3拠点8事業所で活動し、長崎県や全国の育成会と連携して、個人では実現が難しいことも全国育成会・県育成会・地域と連携し育成会活動に取り組んでいる。
■ネットワーク環境が抱えていた3つの課題
同会では数年前から、ネットワーク環境にいくつかの課題を抱えていた。
①トラブル対応時の早期回復
複合機やネットワークでトラブルが発生した際、どの業者に連絡すべきかが明確でなく、復旧に時間がかかっていた。
②個人情報保護とBCP(事業継続計画)対策
既存システムでの個人情報保護体制は整えていたが、さらなる強化が求められていた。災害やシステム障害時にも利用者のデータを安全に保護する体制の確立も必要だった。
③業務効率の向上
福祉業界の人材不足を背景に、職員がより多くの時間を利用者対応に費やせるよう業務効率化が求められていた。
■イシマルによる包括的なソリューション提案
これらの課題に対し、イシマルの提案を導入した。
①ワンストップサービスの提供
複数業者に分かれていた保守体制をイシマルに一本化し、トラブル対応を迅速化。複合機やネットワーク機器など多岐にわたるトラブル対応も一括で短縮された。
②UTMとデータバックアップ機器の導入
「FortiGate」は統合脅威管理(UTM)機能を備え、ウイルス対策や不正侵入防止などを一元管理。外部からの攻撃対策が強化され、BCP対策として「Barracuda Backup」はデータの自動バックアップを行い、災害時や障害時にもデータが確実に保護される体制を整備。これにより、BCPにおけるリスクを軽減した。
③VPNとNASによるネットワーク統合
VPNで複数拠点をセキュアに接続し、NASでデータ共有を一元化。データの取り扱いが簡便化され、業務効率化が図られた。

■安心感の向上と業務環境の改善
統括管理者の菅さんは、「業務をイシマルに一本化したことで、迅速な対応への安心感が大幅に向上した」と語る。「トラブル発生時にすぐ対応してもらえるかが重要です。電話での指示だけでは、専門知識がないと対応が難しいことが多いんです」。イシマルは近隣にあり、現場対応の迅速さが頼もしいと評価。さらに、「セキュリティ対策強化で個人情報保護が万全となり、職員も安心して業務に専念できる環境が整った」と述べた。

■職員の皆様に愛される「田島ファイル」
同会では、イシマルの営業担当・田島からの提案書や資料をまとめた「田島ファイル」と呼ばれるファイルが活用されている。ファイルには、次回の来訪時に尋ねたいことや相談事項もメモされており、情報が一元管理されている。職員は「必要な情報がすぐに見つかるため、非常に便利です」とその利便性を高く評価している。
社会福祉法人 島原手をつなぐ育成会
所在地:長崎県島原市
事業内容:障がい福祉サービス業 など
代表者:代表 平野嗣雄
設 立:1967年
職員数:66名
<導入内容>
セキュリティ機器、保守サービス