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業務を自動化し、お客様のための時間を創出!

クロダ 様:長崎県諫早市
人とロボットが協働する働き方

地域に根ざした住宅総合資材販売店として、長崎県下で営業展開する株式会社クロダ様。資材の販売だけでなく、断熱工事や住宅検査、太陽光発電システムなど幅広い事業を展開している。

今回クロダ様が導入したのがRPAとAI-OCRシステムだ。RPAとはソフトウェアロボットとも言われ、工場にあるようなロボットとは違い、パソコンの中で人間に代わり操作を代行してくれるシステムのことだ。

「とにかくシステム入力作業が多く大変だった。その業務を自動化したいという思いで導入を検討した」とRPA推進を担う総務部門の担当者は語る。建築資材と一言で言っても種類やサイズは多岐に渡る。受注情報1件で200行以上入力することも日常的にある。もちろん入力には細心の注意を払わなければならない。その他にも請求書の金額と見積書の金額を照合する作業も大変だった。請求書一件で2,500件もの明細になる場合もあり、それを一件ずつ照合していた。届く請求書は100件を超え、照合作業だけに半月程度要していた。「入力・照合作業を自動化しかかっていた時間をお客様対応の時間に変えることでお客様に喜んでいただける業務改善をしたいと考えた」と当時を振り返った。
利用者自身で業務の自動化作成が可能
RPAを推進するメンバーのお二人(左、中)とイシマル営業担当(右)

イシマルからRPAを紹介され、ITにあまり詳しくなくても使える操作性と、複雑な作業も可能な機能性などに可能性を感じたという。実際にイシマルでもRPAを導入しており、生の事例を聞いたことで活用イメージが湧いた。

また、RPAに入力処理をさせるにはエクセルのようなデータがあることが大前提だ。しかし取引先から届く請求書類は紙やPDFなどがほとんどで、わざわざエクセルに打ち直す必要があった。この作業をAI-OCRを使い正確にエクセルデータへ変換できるようにした。

RPA導入後の効果について伺った。「大量の入力作業と照合作業はかなり自動化できて負担が減り入力作業以外の仕事ができる余裕も生まれた。最近では、何か単純な入力作業があると“RPAでできないの?”という声が自然に聞かれるようになり、全社で浸透していることを感じる」と手応えを語った。

今後の計画について「当初想定していた目的は達成することが出来た。ただし、より複雑な作業を自動化しようと考えるとRPAの知識を事例も含めてもっと増やしていかなくてはいけないと思っている。今後もイシマルには情報共有も含めて、年に1~2回勉強会などをしてもらえると助かる」と総務メンバーの皆さんは期待を膨らませて言われた。

株式会社クロダ
所在地:長崎県諫早市
事業内容:建設資材販売
代表者:大平 伸
設 立:1947年
社員数:63名
<導入内容>
業務自動化ツール「WinActor」、AI-OCRシステム「DX-Suite」