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ナースコール連動インカム

社会福祉法人 南風会 ヘルシーハイム様:福岡県北九州市
スタッフ連携の改善と介護施設利用者のサポート力向上を実現
インカムを使って連絡を取る様子

社会福祉法人南風会様は、平成4年に設立され、翌年に事業体であるヘルシーハイムを開設し特別養護老人ホーム・デイサービスセンター・ショートステイ・居宅支援の事業を行っている。4つの事業を通じて、施設利用者にハード面・ソフト面に関わらず、真心をこめて健康で文化的なリラックスできる環境を提供している。

スタッフ個々の能力が問われる介護現場では、多くの利用者と向き合いながらも、状況を把握し対応することが求められる。当施設では、スタッフ間の申し送りや連絡・連携に時間を要しており、既存のWifi環境を活かしてスタッフ間のコミュニケーションを改善するツールを検討していた。そんな時にイシマルのフェア“オフィスライブ”でWifi対応のインカム「クリアトークカム」の紹介を受ける。当製品はナースコールと連動する有用性もあり導入に至る。

このインカムは、複数のスタッフと双方向で同時通話が可能なので、日中は勿論、スタッフが少ない夜間や緊急時においても応援依頼や連携がスムーズに行え、看護師の指示も即座に確認できる。ナースコールとの連動では、インカムに利用者の居室番号が音声通知されるので、詰め所まで行ってコール番号を確認する必要がなく、より迅速な対応ができるようになり、利用者へのサービス向上に繋がっている。

いつでもスタッフ間の連絡が取れるので、スタッフのストレスや時間的負担も軽減されている。

当施設の取り組みはインフラやツールの整備だけではない。人材の質を向上させる一環として人事制度を見直し、求められる役割と技能を明確にしている。また、会議なども業務時間内に行うことを基本として残業を大幅に削減したり、テレワークの導入など働きやすい環境づくりも進めている。社員同士で感謝の気持ちを伝える「トークンカード」はコミュニケーション向上にも繋がっている。

スタッフ間で感謝の気持ちを伝える「トークンカード」
介護事業への思いを語る栗田理事長

栗田理事長に今後の課題について尋ねた。
サービス提供者側の都合ではなく、利用者の状態や尊厳を優先した対応を行う「個別契約」を視野に入れており、インカムは対応記録をテキスト化したりスタッフ間の柔軟な対応をサポートするツールにもなり得る。それら環境の整備と併せて労務管理、評価制度を連続させることが、人材教育と介護の質を向上させていくためには重要であると伺えた。

少子高齢化や人手不足が進んでいく中で、福祉の課題は多岐に渡っているが、南風会様は利用者の介護を中心に据えて、サービスの質と職場環境の改善を続けている。

社会福祉法人 南風会 ヘルシーハイム

所在地:福岡県北九州市
事業内容:特別養護老人ホーム、ショートステイ、デイサービス、介護支援サービス
代表者:理事長 栗田 淳二
設 立:1992年
社員数:63名
<導入内容>
デジタルインカム、Wifi環境構築