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クラウド×セキュリティで働きやすさが劇的に進化
建設新聞社 様:長崎県諫早市
便利と安心を両立したクラウド体制

諫早市に本社を置く建設新聞社様は、建設業界専門紙「建設新聞」を長崎県と佐賀県で発行されており、建設業及び建設業界関連の発展に寄与するとともに、社会資本整備の推進に貢献することを目的として業務をおこなわれている。今回のクラウドとセキュリティの導入について制作部の森川氏にお話を伺った。
■オンプレミス環境の課題とクラウド移行の検討
「当社ではオンプレミスで物理サーバーを利用していたため、『機器の入れ替え』『メンテナンス』など、ハード面にかかる費用の予測が困難でした。また、以前のVPN環境では、外部からの接続が限定されていたことで、柔軟な働き方への対応が取れていませんでした。そこで、サーバーをクラウドに移行することで、自社の利用環境に沿った環境づくりが実現可能ということを知り検討に入りました」と森川氏は、導入に至った経緯をこう話してくださった。
■AWSとFortigateによるクラウド環境の構築
以前からサーバーの導入・運用サポートを実施していたこともあり、イシマルからはパブリッククラウドサービスのAWSとFortigateを提案することとなった。デモンストレーションや検証環境の貸し出しによるテスト運用を実施し、安全性や使い勝手を確認いただいた。自社の業務内容を前提に新しい働き方の実現に向けた検討を重ねられた結果、今回の提案をご採用いただいた。
■場所や時間にとらわれない働き方の実現
現在では、外出先や自宅から基幹システムや共有データを安全かつスムーズに利用できるようになったことで、時間や場所に制限を受けない働き方が実現できている。また、災害などのインシデント発生時も、記者は事務所へ出社することなく記事の投稿が可能となり、労働時間短縮の効果も見られるようになった。


■働き方改革と地域貢献への取り組み
最後に、今後について下釜社長にお話を伺った。
「クラウドサービス(AWS)の導入により、働き方改革を大きく進めました。従来は、突発的な天候不良や社員の急な退社などで業務が滞りがちでしたが、クラウド導入により、事前にスケジュール調整や業務分担が可能となり、社員の安全確保と業務効率化を両立させています。その中で、女性社員の働きやすい環境づくりには特に力を入れており、フレックスタイム制とクラウド環境の組み合わせにより、育児と仕事の両立を支援しています。また、地域貢献の一環として、九州全体の活性化に向けた取り組みにも注力しており、デジタル技術を活用した情報共有や地域課題解決を目指しています」
株式会社建設新聞社
所在地:長崎県諫早市
事業内容:建設新聞(建設業界紙)の発刊
代表者:下川 マミ
設 立:1977年
社員数:35名
<導入内容>
クラウド(AWS)、UTM