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快適なオフィスづくりは未来への投資

杉原エンジニアリング 様:長崎県 時津町

魅せるオフィスで新しい働き方を実践

  「あらゆる機械を創造する」をモットーに、顧客の要望に合った機械・ロボット類を自社で一貫してヒアリングから企画、設計、製造まで行う杉原エンジニアリング様。製造ラインの自動化システムなどを、一つとして同じものがない、フルオーダーメイドで作り上げる技術力が自慢だ。製造業向けの製造業として、北は北海道から南は沖縄、海外にも顧客を抱える。

 ■旧オフィスが抱えていた課題

 そのような同社だが、ある問題を抱えていた。それは会社の成長のために社員を増やしたくても事務所のスペースに余裕が全く無く、社員用の机を増やすこともできなかったということだ。レイアウト変更することも物理的に不可能だった。また、ネットワーク設備や電機設備などが老朽化し、トラブルも頻繁に起こっていたが、整備がされておらず、原因を見つけることさえも一苦労されていたという。
 また、杉原皓介社長は、紙だらけの事務所もどうにかしたいという思いも持っておられたそうだ。製造業において図面や仕様書などの印刷物はつきものだが、必要のない無駄な書類も机の上や中に溜め込んでいる社員も多くいた。

杉原社長

 このような課題山積の社屋だったが、2021年春、補助金も活用し新築移転することが決まった。杉原社長はイシマルがオフィス家具を扱っていることを展示会で知っていたため、イシマルの営業担当に声をかけ、一緒に理想を形にするプロジェクトが走り出した。

■「おしゃれで明るいオフィス」への強いこだわり

 今回新築するにあたり、譲れないものがあった。それは「とにかくおしゃれに、入った瞬間に明るい雰囲気を感じられるオフィスにしたい」というものだった。その理由として第一に採用に力を入れたいという想いがあった。以前のオフィスは昭和の雰囲気を感じさせるグレー調の薄暗いオフィスだったため、インターン生などを積極的に呼びたくなかったという。「呼んだら逆にここで働きたいとは思わないだろうなって思っていた」と杉原社長は以前のオフィスを思い出す。また、働く社員のモチベーションアップも狙った。おしゃれなオフィスにすることで、働きやすく、外勤の営業は早く帰って来たいと思えるオフィスにしたかった。
 働くイメージを具体化するために、イシマルの本社オフィスを見学し、担当営業及び専門部署と入念に打合せを繰り返した。「イシマルはこちらの意図や要望だけでなく、自分の想いまでくみ取って、最適な提案になるように一緒に考えてくれ、非常に信頼できた。チームとしての総合力も評価が高い。」と社長からありがたいお言葉をいただけた。

■理想を実現した新オフィスでの働き方改革

 新築後の生まれ変わったオフィスは、理想通りのおしゃれで明るいオフィスになった。玄関をくぐるとまるでカフェのような色使いの家具や内装が広がり、窓から燦々と陽の光が差し込む。自慢のオフィスを家族に案内している社員もいるほどだ。
 変化は見た目だけでなく、働き方にも変化があった。ABW(Activity Based Working)という考え方も取り入れ、社員がその日の業務に合わせて、働きやすい場所を選んで自由に働けるというワークスタイルにした。集中して仕事をしたいときは、個人ブースにこもり、チームでミーティングをするときは、ファミレスブースで膝を突き合わせて話に花を咲かせる。

開放的なオフィス空間
グリーンが働き方に癒やしを与える
団らんやミーティングもしやすいファミレスブース
陽の光が差し込むソファブース

 以前のオフィスでは足りていなかった会議室や打合せスペースも増やした。会議室は利用人数に合わせてスライディングウォールで仕切ることで広さを柔軟に変更することができる。「大会議室を使う全体会議は年に数回しか行わない。仕切れることで同時に複数の会議を行うことができ効率的だ」と杉原社長は太鼓判を押す。

■ペーパーレス化で実現した効率的なオフィス運営

 レイアウトにも余裕が生まれたので、今後の人員増にも柔軟に対応できている。書類はほとんどペーパーレス化し、机上には何も置かないように徹底している。ペーパーレスのポイントは、収納をあえて減らしたことだ。収納場所を無くすことで、無駄な書類は処分するしかない。「印刷をしないのではなく、印刷した紙を残さない」というルールにしているという。これからはどんどんインターン生もお客様もオフィスに呼びたいと杉原社長は意気込んで語られた。

■未来を見据えた継続的な投資への決意

最後に杉原社長に今後の展望とイシマルについてお言葉を頂いた。

 「今後売上高20億円を目指している。人を増やし、合理化出来るところは合理化する。付加価値を生み出せるところに人を投入したい。そのために必要な働く環境整備には引き続き投資を進めていきたい。その上で、今回イシマルには会社始まって以来の一番大きなプロジェクトを任せた。その結果、素晴らしいオフィスになったと思う。」

 オフィス環境の改善により、社員達の生産性も向上し、新たなアイデアの創出にも繋がっている。また、この新しいオフィスデザインは社内のコミュニケーションを促進し、チームワークの強化にも寄与していると社員達は感じている。社員と今後の未来を見据えたオフィスづくりはこれが終わりではなく、現在進行形で続いているのだと杉原社長のお言葉からモノづくりとヒトづくりに対する熱いビジョンが見えた。

株式会社杉原エンジニアリング

所在地:長崎県西彼杵郡時津町
事業内容:汎用機械器具製造業
代表者:杉原皓介
設 立:1984年
社員数:53名
<導入内容>
内装工事、家具備品、什器