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高速インクジェット複合機導入による業務効率化

西南女学院 様/北九州市小倉北区

印刷処理の自動化で学内の悩みを解決

 西南女学院は、福岡県北九州市にある総合学園で、中高一貫教育から大学、短大、附属幼稚園まで幅広い教育機関を運営している。1922年の創立以来キリスト教に基づいた教育理念を掲げており、学生一人ひとりの個性を尊重しながら、地域社会に貢献する人材の育成に取り組んでいる。また、大学・短大では実践的な研究活動が盛んで、幼稚園から高等教育まで一貫した教育を通じて、生徒の成長を支えている。

■従来の印刷機が抱えていた課題

 今回、西南女学院は業務の効率化を図るため、エプソンのインクジェット複合機「LX-10050M」と「LM-C6000」を導入した。このインクジェット複合機により、学内で必要な多くの資料を迅速かつ簡単に印刷できるようになった。

 従来の印刷機(輪転機)は、大量の紙を印刷するには適していたが、少量の印刷においては効率的ではなく、コストが高くなってしまうという問題があった。特に講義資料や会議資料など、10枚から20枚の資料を複数部印刷することが頻繁にあり、その後の紙の仕分けやステープル留めといった作業が印刷機ではできないため非常に手間取っていた。

■エプソンインクジェット複合機の導入の決め手

 このような課題に対し、イシマルからエプソンのインクジェット複合機の提案があった。経理課の中島さんは「これなら、コスト削減と業務効率化のどちらもできる」と考えた。実際に短期間の試用を行い、先生方に使ってもらったところ、使いやすさと印刷速度の速さが高く評価された。

■導入効果:業務の大幅な効率化を実現

 このインクジェット複合機を導入したことで、もくろみ通り学内の業務は大幅に効率化された。教務課の桑野さんは「紙の仕分けやステープル留めが自動化されたことで、プリンターの前で待つ必要がなくなった」と話す。以前は印刷後に複数の職員で確認作業を行い、丁合いなどの間違いがないかをチェックする必要があったが、導入後はその作業が自動化により不要となり、単純な作業から解放された。

 さらに、印刷速度も向上し、両面印刷も効率的に行えるようになった。教務課の福澤さんも「パソコンからも直接印刷できるようになり、他社のプリンターの使用頻度が減少した。エプソンのインクジェット複合機に集約することで、全体の業務効率が向上した」「カラー印刷も気軽に印刷できるようになり、教材作成にも役立っている。これにより、より効果的で質の高い教材を簡単に作成できるようになった」と話す。

■自動でステープル留めされた資料
■複合機を使いこなす教務部のお二人
■2台目導入と今後の展開

 最初は1台のみ導入されたインクジェット複合機だったが、その便利さが広まり、1年後には2台目が導入された。2台目にはカード認証システムが導入され、印刷の使用状況を管理することで費用管理が容易になった。今後もその活用の幅を広げていくことを検討している。

 中島さんは「(後工程が自動化された)新しいインクジェット複合機に切り替えたことで、業務が大幅に楽になった。思い切って新しい技術を取り入れることが多くのメリットをもたらすことを実感した。他の教育機関の皆さんも、この変化を試してみてほしい」と話した。

学校法人西南女学院

所在地:福岡県北九州市小倉北区
事業内容:大学、短期大学、高校、中学校、幼稚園の運営
代表者:理事長 向 雅彦
設 立:1922年(大正11年)
職員数:199名
<導入内容>
高速インクジェット複合機